バッテリーの寿命を1.5倍延ばす方法!サルフェーションとパルス充電の効果とは?

 

バイクや車を乗っている方なら、一度はバッテリー上がりを経験したことはないでしょうか?

実は毎年、JAFロードサービスの出動件数がもっとも多いのは、バッテリー上がりやバッテリーに関するトラブルなんです。

JAFデーターで見るロードサービス

これを見るとわかると思いますが、二輪車と四輪車共に1位は、バッテリー上がりなのです。

 

バッテリーって急にダメになるから、ホント困りますよねー。

 

なかには、新しいバッテリーに取り替えてまだ2年も経っていないって方もいるんではないでしょうか?

 

そんなあなたに、今回はバッテリーの寿命をなんと、1.5倍延ばす驚きの方法についてご紹介させていただきます。

「もしかしたら、まだ使えるかもしれない!」

そう思われた方は是非最後まで目を通して見てください。

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そもそもバッテリーってなぜ急にダメになるの?

 

バッテリーが急にダメになる主な理由は3つ

  • バッテリー液(電解液)の減少で蓄電不能となった場合
  • 電極板に使われている鉛が、劣化により脱落した場合
  • 過放電によりサルフェーションが進行した場合

この3つです。

 

バッテリー液の減少

まず、バッテリー液の減少ですが、これはすぐに分かりますよね。

簡単に言えば、バッテリーは鉛でできた正極板(+)負極板(-)、電解液である希硫酸で電気が作られています。

もし、徐々に電解液が減少し、液枯れ状態にまでなってしまうと、電極と電解液の接触面積が少なくなり、充電をしても十分に電気を溜めることができません。

結果、車両に必要な電力が足らず急にバッテリーが上がってしまいます。

 

電極の脱落

次に、電極の脱落ですが、バッテリーの正極板には、正確には二酸化鉛が使用されております。

この二酸化鉛は、充電放電を繰り返すうちに徐々に劣化し、非常にもろくなっていきます。

そして、ある日突然、走行中の振動や衝撃によりどんどん剥がれ落ち、バッテリーの底へ溜まってしまいます。

すると当然剥がれ落ちた分だけ電圧が下がり、いずれ車両に必要な電力が足りなくなるという現象です。

バッテリー液が濁っていたり、バッテリー本体の側面が赤く見えたりするのはこの脱落という現象が起こった可能性が高いです。

 

サルフェーション

そして3つ目のサルフェーションですが、これはよく聞いたことがあるかと思いますが、バッテリーがダメになる場合の80%以上はこのサルフェーションによるものだと言われております。

サルフェーションとは、簡単に言うと放電時に生成される硫酸鉛の結晶です。

サルフェーションとは?バッテリーの寿命を縮めている原因と対策

2018.07.13

この結晶は、通常バッテリーが充電される時に電解液へと溶け込み戻るようになっておりますが、バッテリーが長い間使われず、放電されたままになると、どんどんサルフェーションが進行し、結晶が硬質化してしまいます。

 

こうなったら、いくら充電をしても電解液に溶け込まず、蓄電能力の低下や電気の流れが悪くなったりと悪循環が続きます。

そして、充電効率や放電パワーが低下し、ある日突然バッテリーが寿命を迎えることになるのです。

 

このように、バッテリーが急にダメになる場合はいくつかの原因が考えられるのですが、実はバッテリーを使い始めた時からこれら全てが同時に進行しています。

もっと言えば、バッテリーが製造され工場から出荷されたときには、すでに自己放電が始まっていますので。

 

これには仕方がないことではありますが、バッテリーはとても不思議なもので、消耗品なのに使わないとすぐにダメになる物なんですよ。

逆に、充電や放電を繰り返し上手に使えば使うほど延命する大変面白い物だと言えます。

そんな面白いバッテリーですが、次にバッテリーの上手な使い方寿命を延ばす方法についてご紹介していきますね。

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バッテリーの上手な使い方と寿命を延ばす方法

 

では、気になるバッテリーの寿命を延ばす方法ですが、実はバッテリーって上手に使えば誰でも寿命を延ばすことができます。

しかしながら、9割以上のほとんどの方が意識をしてやっていないのが現状です。

 

では、いきます。

まず始めにバッテリーのメンテナンスについてです。

このメンテナンスを定期的に行うだけでもバッテリーの寿命をあきらかに延ばすことができます。

①6ヶ月に一度は、必ずバッテリー液のチェックをする(開放型バッテリーのみ)

先ほど、バッテリーが急にダメになる理由で、液面の低下(バッテリー液の減少)を上げさせていただきました。

これには、さらにいくつかの理由があるのですが、バッテリーはメンテナンスフリータイプでも液が減少します。

⇒MFバッテリーの液が減少する原因について

 

バッテリー液が減少するのは、いわゆる液体気体へと変化し、ガスとして蒸発したためです。

このガスの成分については、ここでは詳しくふれませんが、バッテリー液の中の水分(水)が蒸発したと思ってください。

 

バッテリー液は、希硫酸です。

 

水分がどんどん蒸発した希硫酸は、大変腐食性の強い高濃度の希硫酸へと変化し、バッテリー内部の電極板を必要以上に腐食させ劣化を早めます。

劣化が進行すると、大変もろくなり脱落が起きます。

これが、バッテリーの寿命を縮めてしまう主な原因の1つです。

 

では、どうすれば良いのかと言いますと、6ヵ月に一度、最低でも1年に一度は、バッテリー液のチェックを行い、減った分だけ補充をしてください。

補充をするのは、ホームセンターなどにも置いてある100円ぐらいの蒸留水です。

 

詳しい方であれば、比重を測り、蒸留水や電解液を必要な量に応じて補充をすれば完璧なのですが、蒸留水を補充するだけでも、希硫酸の濃度が基準値ぐらいにはなるので安心です。

ポイント
バッテリー液のレベルゲージが1番下のLowになる前に補充をすること

 

②バッテリー液補充キャップの緩みがないか確認

バッテリー上部についてある、6つのキャップですが、案外ココは確認する方が少ないです。

バッテリーの上部を見て、バッテリー液がにじんでいる場合は、一度締め直したほうがいい可能性が高いです。

当然、キャップが緩んでいる場合は、バッテリー液が蒸発し漏れやすい状態と言えますよね。

あまりにもバッテリー液の減少が早い場合は、こちらも確認しておく必要があります。

 

③バッテリーの固定金具や端子ボルトの増し締め

固定金具の増し締めについて

バッテリーは、柔らかい鉛でできているためとても振動に弱いです。

もちろん、簡単には破損したりしませんが、劣化が進むにつれて脱落する可能性が高くなります。

その原因の1つとしては、バッテリーの固定金具の緩みにより、走行中にバッテリーがガタガタと必要以上に振動してしまうことです。

 

「脱落という現象により、バッテリーが急にダメになる可能性がある」ことはすでにお話しいたしましたが、この固定金具の締め付けが甘かったことが原因だったことも実は結構あります。

 

バッテリーがすぐにダメになり、

「このメーカーはよくない!」

と言った相談をさせることもしばしば。

 

最悪の場合、固定金具なしで走行している車両もあり、とても驚きます。

 

何のための固定金具なのか、バッテリーを固定するだけでなく、振動からバッテリーの内部破損、つまり脱落を防ぐ意味もあることを覚えておいていただきたいと思います。

 

端子ボルトの増し締めについて

そして、端子ボルトの緩みですが、これもバッテリーをダメにする原因の一つです。

 

端子ボルトの締め付けが甘いと、振動や衝撃により、バッテリーの端子と車両側のターミナル端子がショートしあい、最悪の場合、バッテリー端子側が溶けて使い物にならなくなります。

 

交換時は、きちんと締め付けていても走行している間に、だんだん緩んでいくことがございます。

 

なので、これもバッテリーの点検をするときに、触ってみるだけではなく、スパナなどで増し締めをやってみてください。

すると、案外回ってしまうことがよくあります。

一度端子が溶け出すと一瞬でダメになるので、できれば定期的に見ておきたい所です。

 

④2年目以降のバッテリーは、一度サルフェーションの除去をする

⇒サルフェーションについてはこちら

車やバイクをたまにしか乗らない、乗ってもチョコ乗り程度、冬場バッテリーを取り外し保管していた、こういう方はバッテリーのサルフェーション化が進行している可能性が非常に高いです。

 

バッテリーは、常に使い続けることが大事だとお話しいたしましたが、もっと大事なのは、電力を使ったら必ず満充電状態に戻すことなんです。

 

なぜなら、サルフェーションはバッテリーが放電する時に起こる現象で、その後は必ず充電により硫酸鉛の結晶を液中に戻さないといけません。

 

もし、そのままにしておくと硫酸鉛の結晶が硬質化してしまい、バッテリーの能力を低下させてしまいます。

 

そうならないためにも、常に満充電状態を維持する必要があるのですが、サルフェーションが進行しているなんてバッテリーを見ただけでは誰も分かりませんよね。

 

なので少なからず、2年も使えば多少はサルフェーションが進行していると言えるため、一度パルス充電によるサルフェーション除去をしてやる必要がございます。

パルス充電とは?

劣化した鉛蓄電池に、短い周期で高電流を流し、電圧を大きく振らせます。

そうすると、硬質化した硫酸鉛の結晶がうまく剥がれることがあり、結果的にバッテリーの性能を元の状態へと戻し、寿命を延ばすことが可能になる充電方法です。

電圧があまりにも高くなり過ぎると電解液が酸化分解し、ガスが大量発生したりして逆にバッテリーが危険な状態へとなるため、必ずサルフェーションの除去を目的とした充電器でパルス充電を行う必要があります。

ただ、高い電流を流せばいいといわけではありません。

 

また、GSユアサや古河電池、パナソニックなどの質の高いバッテリーであれば、4年~5年使った古いバッテリーでも、パルス充電により性能が90%近くも回復したという実験もございます。

それだけ、このパルス充電にはバッテリーを延命させる効果があると言えます。

このサルフェーション除去を行うことによって、バッテリーが元の状態へと復活し、放電パワーや充電効率が格段に上がり、結果的に寿命が延びます。

 

私は、必ずバッテリーが2年目を迎える時には、一度取り外し、パルス電流によるサルフェーション除去を行います。

こうする事によって、今までバッテリーを4年~5年、最長で6年目まで使うことができました。

 

サルフェーション除去を行う方法

幸いにも、今はインターネットでサルフェーション除去機能が搭載されたバッテリー充電器が安くで購入できます。

 

ひと昔前までは、サルフェーションが除去できるパルス充電器は、安くても15,000円~20,000円ほどでしたので、明らかに新しいバッテリーを購入した方が良さそうでしたが、最近ではネット通販で5,000円ぐらいで手に入ることができるようになりました。

 

いざという時に、大変役に立ちますし、ずっと使えるものでもありますので、1つ持っていると安心です。

 

機械によっては、自動で診断し繋ぐだけで勝手にサルフェーションの除去をやってくれます。

大変便利です。

サルフェーション除去の必要がない場合は、普通に充電してくれますし、専用のターミナルを取り付ければバッテリーを車体から取り外す必要がない場合もありますので、忘れずに定期的なメンテナンスができますよね。

 

バッテリー充電器は一時、車やバイクに乗らないときや、バッテリーの寿命を延ばしたいときには、いつでも簡単に作業ができる最高のアイテムだと思います。

 

※サルフェーション除去機能が搭載されたバッテリー充電器は、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなどでお得に購入ができます。

 

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まとめ

そもそもバッテリーは、平気で5年や6年、いやそれ以上使えるように設計されております。(国産バッテリー)

 

なので、きちんとメンテナンスさえしていれば、バッテリーの寿命を最低でも1.5倍は延ばすことができます。

 

気がついたときに、ちょっと見てあげるだけでも変化に気づくことがあるので、定期的にメンテナンスをしてあげてください。

 

きちんとメンテナンスをしていれば、比較的安いバッテリーでも余裕で3年~4年は寿命がもちます。

 

メンテナンスフリーのバッテリーでも、必ず液が減少しますし、サルフェーションを起こします。

 

メンテナンスフリーだから、何もしないで言い訳ではありませんので、バッテリーの延命の方法についてはきちんと覚えおきたいところです。

 

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