アンチモン合金のバッテリーとカルシウム合金のバッテリーの違い!寿命や価格はどうなの?

最近よく目にする「カルシウムタイプ」のバッテリーですが、何がいいのかよく分からないまま購入していませんか?

 

従来の液補充タイプ(アンチモン合金)のバッテリーだと、きちんとメンテナンスもでき安心ですよね。

それに、「価格も安いんじゃないの?」

って思われる方が多いかと思います。

 

ですが、最近では「カルシウムタイプのバッテリー」のほうが実はお得でコストパフォーマンスが高いことをご存知ですか?

 

今回は、そんなカルシウムタイプのバッテリーの特徴や価格、充電方法についてご紹介していきたいと思います。

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従来の鉛バッテリー(アンチモン合金)とカルシウムバッテリー(カルシウム合金)の違いとは?

 

従来の鉛バッテリーとカルシウムバッテリーの違いは、簡単に言うとバッテリー内部に使われている電極板の素材の違いです。

 

従来の鉛バッテリーの電極板には、アンチモン合金と言われる素材でできており、鉛の欠点である柔らかさをカバーしていると言われております。

 

鉛は青白色のつやのある重い金属で、非常に柔らかく、そのままだと振動や衝撃に耐えきれないので、アンチモンという金属を混ぜて硬質させます。

 

アンチモンとは、化学元素の一つで銀白色の光沢があり大変もろいが、鉛などの金属と混ぜると硬い物質と変化するため昔からよく使われている素材の一つです。

 

しかも、アンチモンは希硫酸に溶けないといった特徴もあるためバッテリーの電極板として長い間よく使われてきました。

 

ただ、アンチモン合金のバッテリーは自己放電量が多く、バッテリー液の減少も早いため、液量などの確認やメンテナンスが非常に大変なのが難点です。

 

また、放電と充電をするときに電極板に硫酸鉛の結晶が付着(この現象をサルフェーションという)するため、導電性が悪くなり電圧の降下や充電の質が落ち、やがて結晶化の進行や電極板の劣化により、バッテリーが寿命をむかえます。

⇒サルフェーションとは?バッテリーの寿命を縮めている原因と対策

この結晶化等を遅らせることができたのが、現在主流のカルシウムを電極板に使ったカルシウム合金のバッテリーです。

カルシウム合金のバッテリーとは、鉛に混ぜるアンチモンの量を減らし、カルシウムを添加させることにより、硫酸鉛の結晶化(サルフェーション)を遅らせることを可能にしたバッテリーです。

 

これにより、バッテリーの劣化スピードが遅くなり結果的に寿命が延びます。

 

また、カルシウム合金は無駄な化学反応を抑えることができため、バッテリーを使わない時の自己放電量が少なく、充電時のバッテリー液減少も比較的最小限に抑えることが可能なため、非常に高性能なバッテリーとなります。

 

このように、カルシウム合金を使ったバッテリーは、従来の鉛バッテリー(アンチモン合金)よりも寿命が長く、定期的に液の補充をするといったメンテナンスの面でも大変楽になったと言えます。

 

カルシウムバッテリーのデメリットとは?

 

カルシウムタイプのバッテリーは、電極板にアンチモン合金のかわりにカルシウム合金を採用したため鉛の硬質が弱くなり、耐震性が落ちています。

 

そのため、振動の多いトラックや道が悪いところをよく走る車やバイクに搭載する場合には注意が必要です。

 

長期的な振動や衝撃によりバッテリーの内部が破損し、急にエンジンがかからなくなる場合がございます。

 

また、カルシウム合金は高熱にも弱いです。

 

日本の気候には、十分耐えられると言われておりますが、バッテリーが搭載されている場所がエンジンの近くだったり、夏場はとくに暑い場所や地域で使用する場合は注意が必要です。

暑さに耐えきれなかったバッテリーは、走っている途中で急にダメになることがあります。

 

バッテリーのメーカーや種類によっては、耐震や耐熱の対策をしたバッテリーもありますが、激安バッテリーなどに関しては、その保証まではできないといったところです。

 

長時間の走行や暑い地域で使用する場合は、それなりに性能が高いバッテリーを選ぶことをおすすめ致します。

 

カルシウムバッテリー価格は?

 

カルシウム合金のバッテリーは、昔のアンチモン合金のバッテリーより性能が良い分、大変高価なものでした。

 

ですが、最近ではカルシウムタイプのバッテリーが主流になってきたため、価格にも大きな変化が起き始めています。

 

それは大量生産大量仕入れによるコストダウンです。

日本で流通しているバッテリーのほとんどは、中国や韓国などの海外生産のものばかりですが、日本では良いものを安く提供しようと、日本のバッテリー屋さんはとにかく一度に大量仕入れを行い、仕入れコストを限界まで抑えようとしています。

 

そのおかげで、現在はカルシウムタイプのバッテリーが比較的安価で手に入りやすくなり、さらにインターネット通販を活用することにより、効率よくバッテリーが売れるため、販売価格も限界まで落としているのが現状です。

 

カルシウムタイプのバッテリーを購入するなら、間違いなくインターネットで選んだほうが安く購入できるでしょう!

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カルシウムバッテリーの充電方法

 

カルシウムバッテリーは、基本どの車両でも搭載可能です。

 

よって、充電方法も従来のバッテリーと同じ方法で良いのですが、急速充電や過充電するとバッテリーが劣化し、最悪ダメになります。

 

そうならないためにも、必ずバイクならバイクバッテリー専用の充電器で充電をし、車ならカーバッテリー専用の充電器で充電をするのがおすすめです。

よく、カーバッテリー専用の充電器で、バイクのバッテリーを充電している方がいますが、カーバッテリー専用の充電器はそもそも設定されている出力電流が違うため、バイクのバッテリーにはちょっと負担が大きと言えます。

 

そのため、急速充電されたバイクのバッテリーは、サルフェーションの進行を早め、バッテリー液が減少し希硫酸の濃度が高くなったりと、バッテリーの寿命を早めてしまう原因にもなります。

 

バッテリーの寿命を長くするコツは、低い電流でゆっくりと充電することです。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

このように現在では、カルシウムタイプのバッテリーのほうが需要が高まっており、日本ではほとんどのバッテリーがカルシウム合金を採用したバッテリーに力を入れております。

そして、ほとんど液入れなどのメンテナンスが不要なため、MFバッテリー(メンテナンスフリー)として販売しております。

⇒密閉型と開放型の違い!MFバッテリーのデメリットとは?

充電方法や搭載できる車両に関しても、特に選ばないため幅広く使用が可能で、尚且つ寿命も長いといったメリットがうれしいですよね。

 

購入に関しても、オートバックスやスタンドといった店舗より、インターネット通販で購入したほうが断然お得です。

 

ただ、あまりにも安いバッテリーは、性能や品質が心配なのでよく調べてから購入いたしましょう!

 

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