今では「バッテリー」って言葉が当たり前のように使われておりますが、
そもそもバッテリーって日本語で訳すと、どういう意味なのかご存知ですか?
簡単ですよね~。
そうです、「電池」という意味です。
それでは、私たちはどういったものをバッテリーって呼んでいるのか分かりますか?
例えば、パッと頭の中に思いつくのが、
車のカーバッテリーや携帯のモバイルバッテリー、デジカメやビデオカメラのバッテリーなどではないでしょうか?
では、
「乾電池」は電池なのに、なぜ私たちはバッテリーって呼んでいないのですか?
【電池とバッテリーの違いとは?】
自動車のバッテリーは、よくカーバッテリーと呼んでおりますが、
本来の正式名称は[エンジン始動用鉛蓄電池]というものなんですが、電池と呼ばずバッテリーって呼んでいますよね。
ん~確かに、
私も携帯やスマホの充電がなくなった時は、「バッテリーが切れた」とか「バッテリーがない」って言ってますし、
目覚まし時計が動かなくなった時は、「電池が切れた~」とか「電池がない」って言っています。
「目覚まし時計のバッテリーが切れた~」なんて言いませんよね?
あまり意識することがないと思いますが、
実は、私たちは無意識的に下記のようなものをバッテリーと呼んでおりました。
それは、
あらゆる電池の中でも、主に【充電ができる電池】のことをバッテリーって呼ぶことが多かったのです。
例えば、
充電ができる電池とは
・携帯電話やスマホの電池(リチウムイオン電池)
・ノートパソコンやタブレット型端末の電池(リチウムイオン電池)
・デジカメやビデオカメラの電池(リチウムイオン電池)
・ドローンやラジコンに搭載されている電池
など
これらすべて私たちは「〇〇のバッテリー」って呼んでおりますよね。
充電すれば繰り返し使うことができる電池なんです。
それでは、
充電できない電池、いわゆる使い切りタイプの電池とは、
・腕時計や車のキーレスエントリーやスマートキーに使うポタん電池
・ポラロイドカメラのフラッシュ用の電池
など
一度使えなくなった電池は、再度使うことができないため、これらは処分しています。
今ではほとんど見かけなくなりましたが、ポラロイドカメラに内蔵されている電池も実は使い切りタイプの電池がはいっていたんですね。
このように私たちは単にバッテリーって呼んでおりますが、改めてよく考えてみると充電して繰り返し使える電池のことを「バッテリー」って呼んでいることがよく分かります。
【電池の未来】
最近では、乾電池も充電して繰り返し使えるようになった エネループや充電式リチウムイオン電池などに変わりつつあります。
いずれは、目覚まし時計やリモコンなどもバッテリーを内蔵して繰り返し使える充電式の時計やリモコンなどに変わり、再度使えない乾電池などは徐々になくなっていくのではないでしょうか。
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