「突然バイクのエンジンが掛からなくなった!」
「バイクを乗ろうと思ったら、バッテリーが上がっていた。」
そんな時、バイクのエンジンをかける方法として「押しがけ」という方法がありますよね。
最近はバイクの押しがけをやっている人を見なくなりましたが、バイク乗りなら当然知っておかないといけないトラブルの対処方法の1つです。
私も経験がございますが、押しがけをしてなかなかエンジンが掛からなかった場合、結構恥ずかしいんですよね。(笑)
そんな焦っている時こそ、
「あれ?どうだったかな?」とか「この方法であってたっけ?」
ってなりますので、ここでは1発でエンジンをかける方法やポイントを解説していきます。
簡単!バイクの押しがけの手順とポイント
【基礎の手順】
1.キーを回してONにする。
キーを回して、メーターや警告灯などのランプがわずかでも点灯するのかを確認します。
⇒キャブ車とインジェクション車の違いとは?バイクを選ぶ時のポイントを解説!
そして、慌てていると結構忘れがちなのがキルスイッチの確認です。
2.チョークを引く
エンジンが冷えた状態ならチョークを引いていたほうがいいでしょう。
(エンジンがかかり、ある程度アイドリングをして暖機したら元に戻します)
3.クラッチを切り、ギアを入れる。
この時のギア数は、基本2速と言われておりますが、ギア数の多いバイクや2速でも重いと感じる場合は、3速でも構いません。ギアを入れ、クラッチを繋ぎ、そのままバイクを押してみてください。その時、重いと感じ車体がビクともしなければ、3速からチャレンジしてみるほうが安全かと思います。
4.クラッチを切ったままバイクを押す
バイクをガンガン勢いよく押す方がいますが、エンジンをかけるコツはスピードではなく、クラッチを繋ぐタイミングと要領です。
およそ5mぐらい押すと、押しがけに必要なスピードが十分に出ています。
(個人差はありますが、速度でいうと5㎞ぐらい)
あとは、クラッチを一気に繋ぎます。この時、半クラを意識する方がいますが、ポイントは「一気につなぐ」です。
5.エンジンがかかるのを感じたら、素早くクラッチを切り、アクセルを回して安定させます。
そのままギアをニュートラルに入れ、しばらく暖機させましょう。
どうです?
ポイントさえ抑えておけば、楽にエンジンの再始動ができるはずです。
まとめ
バイクの押しがけのポイントは、押すスピードや距離ではなく、クラッチの繋ぎ方やギアの選択が重要になってきます。
ランプの点灯やキルスイッチの確認もきちんとしたのに、何回も押しがけをしてエンジンがかからない場合は、バッテリー以外の問題になってきます。
例えば、プラグが燃料で濡れてしまっていたり、キャブレターの詰まりが原因だったり、エアクリーナーの状態などがあげられます。また、インジェクション車に関しては、素直にバッテリーを交換したらエンジンがかかったというケースもよくありますよ。
何度も押しがけをしてエンジンがかからない場合は、すぐにバイク屋さんに診てもらいましょう!
エンジンを痛めるだけでなく、コンピューターの故障やセンサーなどの不具合が発生することもありますよ。
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