「さぁ~久々にバイクでも乗ろうかなー!」っと思って、エンジンを掛けてみるが
「あれ、、、?セルが回らない」
朝急いでバイクにまたがり、出発しようと思ったら、
「あれ、、、?エンジンがかからない」
そんな経験はありませんか?
急にツーリングの予定が入ったり、朝など急いでる時ほどバッテリーのトラブルってよくありますよね~。
そんな時、新品のバッテリーに取り替える前に一度はやっておいたほうがいい、バッテリーの復活方法をご紹介いたします。
※これからご紹介する方法で復活することができなかったら、素直に新品のバッテリーに取り替えたほうがいいでしょう!
目次
バイクのバッテリーを復活させる方法とは?
まずはじめに、現在取り付けてあるバッテリーの使用期間について思い出してみてください。
最近のバッテリーは、およそ3年~4年は使えると言われておりますが、正直バイクのような小さなバッテリーは、2年~3年が限度です。
使用頻度にもよりますが、バッテリーの使用期間が3年目を迎えているのであれば、そろそろバッテリーの交換時期だと言えます。
もし、4年目に突入しているバッテリーであれば、早急に新品のバッテリーに取り替えることをおすすめ致します。
もちろん、激安バッテリーであれば、2年保てばいいほうなのでまずバイクに搭載しているバッテリーの確認をします。
それで、「まだ2年も経っていないなあ~」と思われるバッテリーに関しては、下記のような方法で一度復活を試みます。
【復活方法:その①】バイクバッテリー専用の充電器で充電をする
1番安全にバッテリーを復活する方法は、やはりバッテリー充電器での充電です。
⇒【プロが教える】バイクのバッテリー充電器おすすめランキングTOP5
ここでよく質問されるのが、「バッテリー充電器ならどれでもいいのか?」ということです。
これに関しては、当然「NO」です。
よく、自宅やスタンドに置いてあるカーバッテリー専用の充電器で充電をする方がいますが、そもそもカーバッテリー専用の充電器は、設定されている電流がバイクのバッテリーには高すぎます。
電圧ではありませんよ。
電圧は、カーバッテリーと同じ12Vのバッテリーですので、充電中はおそらく13V~14.5Vぐらいの電圧で充電をするかと思います。
大事なのは、バッテリーを充電する際は、弱い電流でゆっくりと時間をかけて充電をすることです。
なので、バイクバッテリー専用の充電器であれば、そのバッテリーに適した弱い電流が流れますので必ずバイク専用のバッテリー充電器で充電を行ってください。
また、最近のバイクバッテリー専用の充電器は、サルフェーション除去機能が搭載されているものもあります。
そのような充電器でバッテリーを充電すると、サルフェーションが除去でき、さらに寿命が延びる可能性がございます。
今のバイクバッテリー専用の充電器には、いろいろな機能が追加されている商品もございますので、商品詳細をよく確認してからご購入ください。
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【復活方法:その②】押しがけでエンジンを再始動し、充電をする
とりあえずエンジンを掛けたいのであれば、ほとんどの人がまず押しがけをしますよね。
エンジンさえかかれば、オルタネーター(発電機)により充電ができますのでバッテリーが復活する可能性がでてきます。
ですが、満充電近くまで充電をする場合には、バッテリーの残り電力や劣化具合など品質にもよりますが、おそらく走りっぱなしでも最低6時間以上又はそれ以上の時間が必要かと思います。
なぜなら、充電器で充電をする場合は、満充電まで最低10時間以上はかかりますので。
とりあえず、「少し充電をしてみようかな」ぐらいのことならそんなには走らなくてもいいですが、どちらにしてもバッテリーを完全復活させるためには、一度満充電状態まで充電するのが理想です。
バッテリーは、常に満充電状態を維持したほうが長持ちしますので。
そして、エンジンを掛けるということは、ガソリンを使うことになりますので経済的にも環境的にもよくありませんが、バッテリーを復活させるという意味では仕方がないのかもしれませんね。
チョイ乗りタイプの人は、一度バッテリーが復活しても、また上がる可能性が高いので、必ず一度はバッテリーを取り外し満充電まで充電をしてください。
【復活方法:その③】近くのバイク屋さんやスタンド、整備工場で充電をしてもらう
◎バイク屋さんの場合
バイク屋さんであれば当然ながら、バッテリーの充電は受け付けております。
ただ、「当店でバイクを買ってくれたお客様のみ」とか「バッテリーを点検してあきらかに復活する見込みがないバッテリー」に関しては断られることがあります。
また、充電をする場合はバッテリーを半日か一晩預かることになりますので、バッテリーをバイクから取り外して持っていかないといけないという手間がかかります。
充電をやってもらうにも当然お金がかかります。
安いところでは、1,000円~1,500円ぐらい。
レットバロンや大きいバイク屋さんは、1,500円~2,000円ぐらいの相場です。
◎スタンドや整備工場の場合
最近では、バイクバッテリー専用の充電器を持たれているスタンドや整備工場も増えてきましたが、まだまだカーバッテリー専用の充電器しかおいていない所が多いです。
スタンドや整備工場で充電する場合は、事前に電話での確認が必要です。
場所によっては、カーバッテリー専用の充電器で充電をやっちゃう所もありますので注意が必要です。
また、料金の確認も忘れずに聞いておいたほうがいいですよ。
バイクバッテリー専用の充電器を持っているところでは、およそ1,000円ぐらいで充電してくれるスタンドや整備工場もありますが、基本は1,500円~2,000円といったところでしょうか。
また、地元の中古車屋さんなどでは、安くで対応してくれる場所もあるそうです。
【復活方法:その④】バッテリー強化液や活性剤を使用する
市販で売っている、バッテリー強化液や活性剤を使うという方法もありますが、私的にはこれはあまりおすすめできません。
なぜかと言いますと、バッテリー強化液や活性剤を使うと、サルフェーションの分解や除去が期待できるのですが、その分ガスの大量発生やバッテリー液が漏れだしたりと大変危険を伴う作業になるからです。
発生したガスは、爆発性のある水素ガスですし、漏れ出したバッテリー液は腐食性の強い希硫酸ですので大変危険です。
また、強化液や活性剤を入れただけではバッテリーは完全には復活できず、結局は充電作業が必要になってきます。
結果的に寿命が延びたとしても、強化液や活性剤の購入や危険性を考えたら、新品のバッテリーを買ったほうがあきらかに楽だと私は思います。
バッテリーの取り扱いに慣れている方であれば、こちらの方法でバッテリーを復活させることができ、さらに寿命を延命できます。
まとめ
いかかでしたか?
まだ新しいバッテリー(使用期間1年ぐらい)であれば、復活させる見込みが十分にありますよ。
それに、バイクバッテリー専用の充電器で満充電まできちんと充電をすれば、まだまだ使えるバッテリーへと復活し、寿命も延びる可能性がありますよ。
ポイントは、「バイクバッテリー専用の充電器でゆっくり時間をかけて充電をすること」です。
また、古いバッテリーに関しては、無理に復活させようとせず、素直に新品のバッテリーを購入したほうが利口です。
バイク屋さんで充電をするにしても、充電作業料がかかりますし、バッテリーが復活したとしてもあとどのくらいの寿命があるのかも分かりませんよね。
「バッテリーは突然寿命を迎えます」
それならば、比較的安いバッテリーを定期的に交換するほうが私は安心かと思います。
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